2018年に運用開始され、以来日本最大級のオープンAIインフラとして、莫大な計算量を要する先端的のAI研究開発を支えてきた ABCI。生成AIの開発・活用に向けた機能拡張として、その計算能力を6.2 EFLOPSと大幅に拡充し”ABCI 3.0”へとリニューアルしました。ABCIの成り立ちから、ABCI 3.0の狙いとその裏側についてITインフラの側面からご教示いただきました。

講義のまとめ

・生成AIモデルをはじめとした最先端AI技術の研究開発能力の強化を目的として整備された、ABCI 30が2025年1月20日正午に一般提供を開始
・ ABCI3.0は、AI開発用の公的計算基盤として国内最大規模の計算能力を有し、国内の産学官、特に国研・大学等による公的なAI研究開発・評価・人材育成に優先的に提供
・ 計算能力のみならず、高度でより使いやすいAI開発環境の提供、生成AI開発に資するデータ整備の支援等もあわせて推進することで、日本国内の生成AI開発能力の強化に寄与し、標準利用も利用約款に従い継続
・ 今後は、産総研における実世界の画像・音響・3次元点群等のデータによるフィジカル領域の基盤モデル開発、それらを組み合わせたマルチモーダル生成AIの構築と応用といった先進的なAI研究開発、国研等によるさまざまな生成AI技術の研究開発に活用される計画
 ・この他、AI開発環境および計算インフラ構築ノウハウを国内クラウド事業者とも共有することで、計算インフラから生成AIのサービス提供に至る、幅広い産業の競争力強化に貢献

公開論文




なお、来月には
「お待たせしました!初めてでもわかるABCI3.0ウェビナー】 ABCI2.0との違いがわかる!ABCI3.0の新機能も紹介します!」


をご用意しておりますので、ご興味の方はぜひお申し込みください。


ABCIユーザグループとして、大阪・関西での普及促進と国内企業の育成のため、貢献してまいります。