2023年9月14日(木) 22:00〜23:00
CDLE名古屋主催での初のオンラインイベント、「ChatGPT Night vol.0」が開催されました!

遅い時間にもかかわらず30名以上に参加いただき、さらに、ほとんどの方に最後まで残っていただけたという非常に盛り上がった会となりました。
参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

これからも22:00開催にこだわっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

オンライン勉強会のお作法について

初めてのオンラインイベントという事で、zoomに私も慣れていないところもあり、少し戸惑うところもありました。
これからイベント参加を考えている方は、次の事が出来るように練習しておくと良いと思います。

【名前の変更】
CDLE名古屋のオンラインイベントでは、積極的に会話に参加したい方は、名前の最初に「話」をつけるルールといたしました。zoomでの名前の変更方法はあらかじめ覚えておきましょう。

【リアクション】
イベント内でリアクションを求められる事もあります。積極的に参加したい方はぜひリアクションを行う練習をしておきましょう。

【チャット】
多くの人の参加するオンラインイベントでは話したくても話すタイミングが難しいです。チャットで発言すれば司会者が拾ってくれますので、チャットで発言して積極的に参加してみましょう。

【カメラのオンオフ】
CDLE名古屋のオンライン勉強会は、可能な限り多くの人に見ていただいて、皆様のお役に立ちたいと考えております。そのため、制限なく勉強会の動画の公開を行う予定です。それもあり、人によっては積極的に参加したいけど、カメラをオンにはしたくない方もいるかと思います。そういう方は、アバターなどで対応してみましょう!
毎回同じアバターを使っていれば、「あの猫の女の子の人だ!」など、印象に残り、皆に認識されるのではないかと思います。今回のイベントでは@Masato MIWADA さんは非常に存在感がありました。

今回の勉強会の内容について

司会進行はCDLE名古屋Meetup # 1と同じ、宮野さん( @Kota Miyano さん)に担当していただきました。
軽快な喋りと、参加者への適切な話の振り方は流石でした。ありがとうございました!

今回の勉強会は雑談となりましたが、1時間とは思えないほど内容が濃かったと思います。詳細は、このブログの最後にリンクがある、CDLE名古屋のYouTubeの動画を見ていただくとして、どのような話題が出たかを簡単にご紹介いたします。

【ChatGPTをどのように活用しているか?】

・会議のアジェンダを考える(池田さん)
・プログラムを書いてもらう(池田さん、伊藤さん)
・英会話の発音の勉強(userさん)
・自分では考えつかない自己紹介を考えてもらう(dekaさん)
・統計検定の勉強(神楽さん)
・ブログを書くのに利用(エイキさん、徳和)
・アドベンチャーゲームを即興で作ってもらい遊ばせてもらう(徳和)
・ロボットと連携させ、会話する事で癒してもらう(Toriさん)


ここに載っている以外にも、皆に面白い活用方法をお話いただいたりして、非常に興味深かったです!

【周りがChatGPTを意外と使ってくれないのは何故か?】

・今までのやり方を変えたくないなどで、二の足を踏む人が多いのでは?(池田さん)
・会社内での利用が禁止されていたり、情報漏洩を懸念して使えないのでは?(徳和)


日本人は保守的な人が多いのか…皆に活用してもらうハードルはなかなか高そうです。

【会社でAIを広めていく立場である和田さんからのお話】

・各部署のエース的位置付けの感度の高い人を見つけ、そこから広めていく
・利用者にヒアリングしながら、安全な使い方の提案や、ツールなどの提供を行う
・生成AIについて、歪んだ認識を持っている人がいて、その考えを説きほぐす必要がある


これから、社内に普及させていこうと考えている方々の参考になりそうですね!
なお、和田さん(@和田 颯馬 / somawada さん)が登壇されるハンズオンイベントはすでに定員が埋まっていて、キャンセル待ちが出ているという盛況ぶりです!流石です!


【どうしたらChatGPTに欲しい文章を作成してもらえるのか?】

転職活動の為に履歴書を書いてもらったが、アピールポイントにしたい部分が書かれなかった(Matsumotoさん)
・ChatGPTのCustom Instructionsの機能を活用してみてはどうか?(徳和)
・強調したい部分を*で囲うことにより、ChatGPTがその単語や文章に注目してくれるテクニックもある(和田さん)


振り返って改めて考えてみたのですが…転職活動でのアピールポイントの生成であれば、ゴール(目的)をChatGPTに提示して、それを実現させるための文書を生成してもらうプロンプトが効くかもしれません。例えば「〇〇企業に入社するために履歴書を書いています。採用担当者が採用を行いたくなるようなアピールポイントを提案して下さい」とかどうでしょうか?

【ChatGPTを搭載したガジェットの話】

ChatGPTを利用して音声をリアルタイムに翻訳、イヤホンを分け合う事で、それぞれ別の言語で聞く事が出来るガジェットを購入したというお話(伊藤さん)


こういうガジェット、家族持ちは買いづらいですが、欲しくなってしまいますよね!

Bing Chat Enterpriseについて

ChatGPT NightでBing Chat Enterpriseが非常にセキュリティレベルの高い仕組みであるという興味深い話がありました。
恥ずかしながら、私はBing Chat Enterpriseはノーマークでした。Office365 E3以上のライセンスを保有しているユーザーなら利用可能という事ですので…気づいていないだけで、会社の中で使える状態になっているかもしれません。許可制という話もありましたが、8月あたりからはデフォルト(初期設定)で利用可能になっているという話もあります。
Microsoft Edge(ブラウザ)を開き、下記のような操作をして「Bing Chat Enterprise」というページが表示されたら利用可能です。会社内で禁止と言われていないのであれば、ガンガン使ってしまいましょう!

(1) https://www.bing.com/ のURLを開く
(2) 上の方のメニューにある「チャット」アイコンをクリックする
(3) 「Bing Chat Enterprise」と表示されたら利用可能

Bing AI Chat(Enterprise)が使えればChatGPTに課金する必要はないのか?

これは勉強会では出ていない話題ですが、皆さん気になる所かと思います。参考までに、Bingに聞いてみました。

ChatGPTとBing AIのGPT-4の違いは、以下のようになります。
ChatGPTは、OpenAIが開発したチャットシステムで、英会話や執筆などの分野で優れたサポートを提供しています。一方、Bing AIは検索に特化し、情報の出典や最新情報の収集に適しています。
ChatGPTでは、GPT-3.5であれば無料で利用できますが、GPT-4は月額20ドルの有料プランのみです。Bing AIでは、GPT-4を無料で利用できます。
ChatGPTは、Webブラウザがあれば利用できますが、Bing AIはMicrosoft Edgeのみで利用できます。
Bing AIが使えればChatGPTは不要ということはありません。両者は異なる目的や機能を持っており、用途に応じて使い分けることがおすすめです。例えば、創作物の執筆や雑談などにはChatGPTが向いていますが、検索や情報収集などにはBing AIが向いています。


Wikipediaでは結構違う、という書き方をしていますね。


正直、両方使ってみた感じ、どちらもGPT-4ベースではあるものの…全く一緒という印象はなかったです。
これは、私の印象なので、何とも言えませんが、両方使っている皆さんの印象はどうでしょうか?

全ての人にオススメする訳ではありませんが…私の考えとしては、新しいものを沢山試して勉強したい新しい技術を感じたい人は、ChatGPTのGPT-4も、Bing AI Chatも全部試せる状況にしてしまうのが良いと思います。もちろんOpenAIのAPIもですね!

せっかく面白い時代になったのですから、多少お金をかけても楽しまなくては損!というのが私の考え方です。時代が変わって必要ないと感じたら、他のサービスに乗り換えれば(課金をやめれば)Ok!

積極的に会話に参加してみよう!

勉強会などのオンライン(オフライン)イベントはまだ、これからも開催予定です。

ChatGPTをはじめとした生成AIは、毎日新しい技術やサービスが生まれています。そのため、前提が変わってしまって理屈が成り立たなくなった数週間前の話をドヤ顔で話してしまう怖さがあると思います…また「こんな事も知らないの?」と言われてしまうかも?という怖さもあるかもです…が、気にしなくて大丈夫です!

参加者は皆、優しい方ばかりです。間違った事を話してしまっても、誰かに指摘してもらう事により新しい知識にアップデートできますし、分からない事を恥ずかしがらずに聞いて理解しておけば、次からは話が理解できるようになります。私も知らない事が沢山あり、会話に参加する事で沢山勉強になっています。

間違いを正していこう!新しい事を覚えよう!という気持ちさえあれば、非常に勉強になるはずです!

間違った発言を怖がらず、ぜひ、積極的に会話に参加してみて下さい!

最後に、当勉強会のYouTubeの動画のURLを乗せておきます。皆イケボイスなので、そんな中で自分の声を聞くと落ち込みますが…そんな事気にしてたら何も出来ないので、気にしないようにしてます(笑)


あと、よろしければ、ぜひチャンネル登録もお願いします!!