先だって大阪市水道局に地域連携推進事業の一環で訪問いたしました。
現在、DX推進チームが複数のプロジェクトでAI実装をお進めになられておられ、今後「大阪水道DX戦略」を随時ご紹介していくこととなりました。
企業からの技術提案なども定期的に募集されておられることからCDLEの皆さんのご活躍機会にも展開できればと考えております。
また大阪市に限らず全国にICT連携室ということで、定期的全国各地の水道局との連絡会を開催されておられますことから、他地域の方も公益事業に関心があり、協業をご希望の方がいらっしゃればご紹介をさせていただければと考えております。




大阪市水道DX戦略アクションプラン
2025年6月6日    ページ番号:625997
    大阪市水道局では、令和6年3月に「大阪市水道DX戦略」を策定し、水道事業者の使命である「安全で高品質な水道水を安定的かつ将来にわたって持続的な供給」、「給水契約の相手方であるお客さまや水道工事事業者の皆さまなどに快適さ・便利さを感じていただける良質なサービスの提供」を果たし、併せて水道事業のあらゆる面におけるデジタル技術やデータを活用した事業運営や組織風土の変革に取り組むこととしています。その戦略に基づいた具体的な手順とスケジュールについて、計画期間を3年~4年とする具体的な行動計画として「大阪市水道DX戦略アクションプラン」を策定しました。


この内容は発表されたての最新情報と、事業としてのビジョン、バリューを伺うことができました。



水道ICT情報連絡会    (全国のネットワーク)
ICT(Information and Communication Technology)の水道事業への活用を推進するため、
横浜市水道局及び大阪市水道局と連携し、「水道ICT情報連絡会」を設立しました。
その後、堺市上下水道局、神奈川県企業庁、広島市水道局、名古屋市上下水道局、
新潟市水道局、福島市上下水道局、さいたま市水道局、福岡市水道局、京都市上下水道局、
静岡市上下水道局、神戸市水道局、福岡県南広域水道企業団、千葉県企業局、
浜松市上下水道部、札幌市水道局、北九州市上下水道局、宇都宮市上下水道局、
熊本市上下水道局、川崎市上下水道局が参加し、現在、22事業体で構成しており、
日本の給水人口の約4割に相当する規模です。
スクリーンショット 2025-06-11 2.20.53.png 146.42 KB                                                                                                                                (東京都HPより抜粋)

各地の解決されたい課題
事業体の課題リストです。
AIはじめIoT、ICT活能を考える上でとても勉強になる資料です。


大阪のデジタル活用による課題解決目標

AIを活用した次世代型コールセンターの整備と広域化
中口径管路を対象とした漏水検知技術の開発
水道スマートメーターデータの他分野への利活用
水道スマートメーターの普及に向けたコストダウン
水道スマートメーターを活用した配水管理の高度化
水管橋等の維持管理及び劣化診断技術
末端地域における残留塩素濃度確保作業の自動化
水道スマートメーターの通信成功率の向上
バックオフィスへのAI利活用による業務効率化
埋設管路の劣化診断技術
行政手続きに係る申請書類のチェックの自動化
工事設計簡素化に寄与する自動化ツール
地下埋設物の埋設位置の把握及び3D可視化
鉄筋コンクリート構造物の非破壊による劣化診断技術
浄・配水場等の保安警備の高度化
自動開閉機能付きメーターの開発


今後プロジェクト化し、進捗は随時ご紹介させていただく予定です。
水事業は生命に直結する常用かつ世界をリードできる領域です。

みなさんの技術で、チャレンジをお待ちしております。