よく使う2つのLLM(Claude, ChatGPT)に「私は(私の役割)です。安全で大胆で卓越した成果の出し方を提案してくれますか?」
と聞くと、2つとも「卓越(抜群)」のためにAI / ITを使う策を提案してくれて、"AIが持つ、自身への自信のようなもの"を感じました。
ただ、アウトプットが私の役割をやり始めて1〜2か月の人レベルなので、汎用品(より正確には汎用データベース)の限界は感じました。
上記のプロンプト参照元
https://www.linkedin.com/posts/ruben-hassid_everyone-used-chatgpt-to-cheat-then-everyone-activity-7389526474745196544-3eo6
その回答レベルは、通常のLLMのデータベースの大部分を占めると思われる、web上の情報とほぼ同じだと感じます(AIへの質問を追加しても)
なので、良い本を読んだり、実務をしていれば、データや情報、そこから生まれるアイデアの質では、人は有名なLLMには勝てそうだと感じます。
顧客に伝える内容が決まっている仕事では、大容量のデータでもすぐ引き出せるAIの強みのせいか、退職者が増えていますが...
1〜2か月仕事をした人レベルのアウトプットを、瞬時に出せるのはすごいですが、どこが良いか判断できるのは、それより上の人でしょう。
判断できる人たちは、それ以上のアイデアを生めるはずなので、判断する人の作った情報を入れるAIでなければ、誰が使うの?状態だと感じます。
とすると、使う人よりハイレベルな人の判断基準を入れて、それを活用するAIには価値があるかもしれないと感じますが、それは可能でしょうか。
個人的にハイレベルな人は、その判断基準自体が、その場その時に合わせて、新陳代謝してレベルアップすることに、特長があると感じます。
なので、AIへのフィードバックによる十分なデータ提供で、AIを再構築し終える頃には、その人の判断基準自体が変わっていると感じます。
これがLLMに頼る仕事の限界なのではないかと、個人的には感じますが、どう感じられますでしょうか。
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ここまでのブログの文章が、読み手への質問形式になったので、今度は3つのLLMに投げると、それぞれ次のような答えでした。
【Claude】
**「判断基準が変化し続ける人」には追いつけない**というのが、私も感じる根本的な限界です。
結局、LLMは「知識の検索と組み合わせ」は得意でも、**「価値判断の進化」**は苦手なのだと思います。
【ChatGPT】
AIにとってこれは致命的に難しい領域です。
なぜなら、AIは**「過去データの総和」からしか学べないから。
つまり「生成的だが、革新的ではない」。
AIが「次の正解をつくる力」を持つには、“未来の文脈”を感じ取る人間との対話**が必要です。
【Gemini】
ユーザーが感じられた「限界」は、まさにその通りです。
AIは「ハイレベルな人の判断基準」そのものを代替・超越することは(少なくとも現時点では)できません。なぜなら、その基準自体が「新陳代謝」する動的なものだからです。
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前提ですが、AIがすぐに、1〜2か月仕事をした人のようなアイデア出せるとすると、仕事をしてるふりをする人は消えるでしょう。
1〜2か月、アイデアや判断力、実行力を磨きたい領域を持たないホワイトカラーの方も、AIの台頭で大変になると感じます。
私も軸は持ちつつ、価値判断を変化させます。そして、未来の文脈を感じたり、ときには作ったりしながら、生きていきます。

