使わにゃ損の生成AIに支配されると、混んだ銭湯 で茹で上がり 大損したり…。
国民の生活感から上放れ する日経平均株価 のバブル崩壊時期を読み解いておきたく調べ物をする中、私淑する解剖学者 養老 孟司 先生のインタビュー記事「AIが超えられないバカの壁 」を拝読し、脳化社会の投資判断を類推 。
そう、一般的な市場参加者は、ROI・ROE・ROA・EPS・PER がビジュアライズされた美しすぎるチャートを比較分析し、まことしやかなレポートを読み漁ることで、養老先生が指南くださる『身体感覚に裏打ちされていない、宙に浮いた典型的な「脳化社会 」の投資判断』を下しているとする、類推 。
養老先生の仰る地面に張り付いたファンダメンタルズ を、AIは解釈しない。
「認知科学の専門家が『記号接地問題』として説明しています。チャットGPTなどの基盤技術『大規模言語モデル』は、いくら『それらしい』応答をしても、ある言語体系の中の文法やルールに従って、人間の質問に続く可能性の高い文字列を並べているだけ。AIの内部では、一つ一つの単語(記号)は経験や感覚に対応(接地)しているわけではない。要するに、人間の問いの意味と意図を理解していないということです」
「僕は『もっと地面に張り付け』と言ってきたけど、質量のある物質的世界に、まさしく『接地』していない。身体感覚に裏打ちされていない、宙に浮いた、僕がよく言う『脳化社会』の典型的な技術です。人間の理性は『ああすれば、こうなる』と因果律で考える癖がある。見えているのは、論理や計算で予測可能な世界のみ。逆にコントロールできないものは排除する。それが脳化です。
出典 )朝日新聞デジタル : 2024年1月12日: AIが超えられないバカの壁