はじめに

CDLE名古屋は「TEAM EXPO 2025 / 共創チャレンジ」への参加を通じて、「AI教育」をテーマとした様々な活動を展開しています。主に、チャットモンスターバトル(チャトモン)や名画鑑賞ワークショップなど、生成AIを活用した教育コンテンツの開発に取り組んでまいりました。今回は、その活動の一環として、大日本印刷株式会社(DNP)様がEXPOで開催しているアイデア発想のワークショップ「ひらめきぷかぷかラボ」において、新たな挑戦を行いましたのでご報告いたします。

「ひらめきぷかぷかラボ―Idea mashup lab−」とは

DNP様では、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシグネチャーパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」への協賛を契機に、STEAM教育の推進と未来を拓く力の育成を目指した「まなび」の創出に取り組まれています。
その一環として開催される「ひらめきぷかぷかラボ―Idea mashup lab−」は、アイデア発想のワークショップを通じて、参加者が他者のアイデアに触れながら自分の未来を描く機会を提供するプログラムです。

ワークショップの内容とおすすめポイント

「今よりちょっといい未来」を考える。
参加者は以下のステップでアイデア創造に取り組みます:
1.モヤモヤの発見: みなさんの「モヤモヤ」リストから解決したい「モヤモヤ」を1つ選びます
2.ことばカードの選択: アイディアの方向性を示す「ことばカード」を選びます。言葉カードは「おなじことをくりかえすのはもうおしまい!」や「がんばりすぎるのはもうおしまい!」のようにモヤモヤをどのような方向で解決するのかが記載されています。
3.エキスポカードの選択:EXPOに展示されている「空飛ぶクルマ」や「人間洗濯機」といった様々な技術が記載されています。
4.アイディア創造:「モヤモヤ」を解決するアイディアをことばカードとエキスポカードの組み合わせから無理やり考えます。無理やり考えるのがコツだそうです笑
5.自分のモヤモヤを残していく:モヤモヤを解決するアイディアを発表した後は、最後に自分の感じているモヤモヤを次の方に解決してもらうためにモヤモヤリストに残していきます

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生成AIを利用したアイディア促進ツール

なかなかアイディアを思いつかない人のために「生成AIを利用したアイディア促進ツール」を準備しました。国際博覧会なので(一部)多言語対応しています!
image.png 1.84 MBimage.png 699.29 KB当初は生成AIがアイディアを考える仕様だったのですが、当日のオペレーションで、参加者のみなさんは自分で考えることを楽しんでいたみたいでした。途中からプロンプトを変更してアイディアを考えるヒントをを出すようにしたそうです。
(大事な観点だと思いました)

おわりに

CDLE名古屋は、これからも「AI教育」をテーマとした共創活動を通じて、ディープラーニングの社会実装を加速させるエバンジェリスト(伝道師)としての役割を果たしてまいります。

7月23日。「CDLE名古屋&DNPだけアートチーム」としてTEAM EXPOパビリオンにて、ステージ発表とブース展示を行います!!