大阪府・大阪市・大阪商工会議所による『未来社会の実験場』。これは大阪関西万博のコンセプトでもあり、期間限定のお祭りに留めない大阪発日本の成長戦略の持続的なプラットフォームといえる「実証事業推進チーム大阪」として展開されております。
今回は、大阪商工会議所×UR都市機構 まちなかリビングラボプロジェクトの一端を、熱心なCDLEメンバーの方と共に見学に行ってまいりました。
ご存知の方も多いと思いますが、大阪市は昔から「キタ」と「ミナミ」の繁華街を中心に街の活性化が図られてきました。
「キタ」は、北新地が有名ですが、近年ではJR大阪駅北側の国内最大級、最後の一等地開発と言われるグランフロント、グラングリーンが「うめきた」の再開発事業が街の変革の象徴となっております。
一方「ミナミ」はコロナ後のインバウンド効果によって完全復活し、莫大な観光需要を生み出し、御堂筋側道の歩行者専用道路化によって、ますます活気付いております。
このような代表事例を中心に、それぞれキタ、ミナミの新たな姿と可能性を見せております。
また近年では、ベイエリアにも脚光が集まり、新たな「ニシ」の開発が進んでいます。
ユニバーサルスタジオの誘致を皮切りに、プロ野球オリックス2軍や、バスケプロリーグのエベッサの拠点を配し、スポーツアイランドとして「舞洲(まいしま)」の開発が進み、インバウンドや、特に若者の観光スポットとして活性化しています。
さらにそこから先に西へ続くのは「夢洲(ゆめしま)」。
ここには大阪・関西万博の開催会場や、IRの誘致で関西経済復権の象徴の場として開発が進んでいます。
さらにその南に位置する最も大きな人工島「咲洲(サキシマ)」は大阪庁舎の機能移設、スーパーシティ構想のPoCスペースとして、自動運転や空飛ぶクルマ、ドローンの事業開発始め、AI、IoT、ICTの実証実験の場としての強力な役割を担っております。
連携しております大阪産業局ソフト産業プラザTEQSの本拠地もこのサキシマに構えておられます。
前置きが長くなりましたが、いよいよ今回ご紹介の未来都市の実験場としての大阪再開発としてご注目なのが、この「ヒガシ」プロジェクトの爆誕です。
大阪城の東側に位置する京橋から森ノ宮にかけての広大なエリアで、スマートシティへの計画的な、しかもこれまでにないユニークな方策で進められていることが分かりました。
この実証実験の展示内容は特に「健康・Wellness」の実証実験で、先端技術を活用した健康的な人々の暮らしのためのAI、IoTの可能性を具体的にご提案いただきました。
なお本日の資料は基本的に公開されている情報のため、こちらでの共有もご許可いただいておりますので、ご関心の方はお申し出ください。
CDLE大阪は、皆さんのAIの知識やリソースが活かせる仕組みや場づくりと、関与を実現するルートやチャネルを開拓しておりますので、大阪発の未来のスマートシティづくりに関心のある方は是非お声がけいただければと思います。