ベンチャーやテック企業、VCに関する独自のDBとレポートからなる有料情報サービス「CBインサイツ」が出した122pのpdf『生成AIバイブル』(←クリックで飛びます)より、AI活用の現状を【テーマ】ごとにまとめました。

バイブルと名前がある通り、ほぼ西側諸国のみの情報ですが、よくまとまっています。
以下、下記を抜粋しました。

◇生成AI進化の流れおさらい
◇生成AI活用事例
◇ビッグテックの投資先である生成AI企業
◇2023年現在、最も生成AI企業に投資した組織
◇生成AIの各市場における年間資金調達額

【生成AI進化の流れおさらい】
    2014 GANs(従来の生成モデルより鮮明で本物らしい画像生成、生成AIの夜明け)
⇒2016 WaveNet(音声生成)
⇒2017 Transformer(学習時間を短縮して、汎用性が高い大規模データが学習可能)
⇒2018 BERT(文章のコンテクスト理解)
⇒2019 GPT-2(テクスト生成能力)
⇒2020 GPT-3(言語モデルへの注目加速)+ディープフェイクの周知
⇒2021 DALL-E(テクストの画像化、OpenAIが他社に提供開始の早さで勝利)
⇒2022 ChatGPT(5日で100万ユーザ突破、生成AIブーム)

【生成AI活用事例】
(仏)小売業/カルフール…予算と食べ物の制限に応じて、商品や献立を提案
(米)金融業/JPモルガン…大規模言語モデルで、銘柄選定と投資のアドバイスを実施
(米)卸売業、小売業/Amazon…レビューをスキャンして要約

【ビッグテックの投資先である生成AI企業】
Amazon、Google、Nvidia⇒Hugging Face(仏)
AWS、Microsoft⇒OpenAI(米)
image.png 154.93 KB(下記の図は書籍51pよりコピー後、Happy88が囲みを追加)

【2023年現在、最も生成AI企業に投資した組織】
1位 Nvidia(9社)、2位 SV Angel(7社)、3位 Salesforce Ventures(6社)等々

【生成AIの各市場における年間資金調達額】(22年第3四半期~23年第2四半期)
1位    生成インターフェース(Claudeなど)4千億円
2位    テキスト(ユーザに情報を伝える文章作成、要約など)1千億円
3位    ビジュアルメディア(写真編集など)6百億円image.png 167.11 KB
とまあこんな感じで、まだまだいろんな情報が書かれています。

個人的にはOpenAIの圧倒的サービス実装力と、
フランスのAI活用力および資金調達力の高さが印象にのこりました。

ぜひご自身でご覧になって、ChatGPTなどでの解析もされてはいかがでしょうか^^