こんにちは!
1級FP技能士のアシまるくんです。 

第1章『オヤジギャグってダサくない?』

皆様、オヤジギャグについてどう思いますか?
両手放しに"Groovy!"なんて称賛する方は少ないのではないでしょうか?
"年寄りじみている"、"くだらない"、"時代遅れなんだよ"なんていうご意見もあるかもしれません。まあ、今も昔も冷ややかな視線を送られがちな対象ではありますね。

でも、よく考えてみてください。
オヤジギャグを言っている人がいたら、その人への警戒心が少し和らぐ気がしませんか。それが普段気難しい方であれば、なおさら。オヤジギャグに限らず、冗談を言っている姿に"この人そんなこと言うんだな、意外だな。"なんて思って少し親しみが持てる、そんな気がしませんか。

人と人とのつながりが一層試されるそんなAI時代に、"笑い"という緊張を緩和する装置の一つとして、オヤジギャグの可能性を考察してみたいと思います。 

第2章『AI先生はお笑い落第生?』

笑顔のあるコミュニケーションって安心しますよね。いわゆる"心理的安全性"というやつです。適度なプレッシャーや緊張感と言ったものはもちろん必要なことは百も承知のうえで、やはり不安におびえているときというものは実力の半分も発揮できないものです。

ところがどっこい、人を笑顔にするというのは非常に難しいものです。私はお笑い賞レース(*1)が好きでよく見るのですが、プロのお笑い芸人、それも、何千組以上が挑戦する賞レースでファイナリストに選ばれるような精鋭ですら、"もうひと展開があると良かった"、"よくある設定だった"なんていう講評もよく聞きます。

さらに、笑いのツボなんて人によって千差万別で、渾身のボケも元ネタ知らないから全然面白くなかったなんて言う方もいるわけですから、プロのお笑い芸人でも難しいことを、ド素人の我々が生兵法で扱うには相応の注意が必要とも思うわけです。

さて、人間でも難しい"笑い"ですが、AIはどうでしょうか?多くのお笑い芸人が自身のYouTubeチャンネルで検証していますが、基本AIは面白くないです。たまーに、あまりにも人間的でないが故に、めっちゃ面白い回答を出してきたりもします。 

(*1)お笑い賞レース、特に、M-1グランプリの大ファンで、毎年生視聴に全力を注いでいます。腹抱えるほど笑ったネタは、2020年のおいでやすこが「カラオケ」と2010年のスリムクラブ「お葬式」です。他にも、心から笑ったネタは多数ありますが、一旦この2つ。


第3章『面白い裏切りと不愉快な裏切り』

さて、私は別にお笑いの理論について勉強したことはないので、完全なる門外漢なわけで、偉そうに講釈を垂れる気は全くありません。なので、実体験に基づいて、どんな時に面白いと感じるかな、と考えてみました。

キーワードは、『損失を感じない範囲』で『そうはならんやろ!』と思うことです。
損失は小さければ小さいほどよく、そうはならんやろの度合いは派手な方が面白いです。

ドリフみたいに、展開分かっていても笑ってしまう場合もあるので、一概に説明は難しいですが、基本的に私の場合は、予想を裏切られた方が面白いです。

でも、頼んだ仕事を期限までに対応してもらえなかった、買ったばかりの新品なのにもう壊れた、これらは予想の裏切りのわけですが、何も面白くないです。むしろ憤りMAXです。これは、予想の裏切りの面白さよりも、損失の大きさが勝つからですね。逆に、新品交換してもらったやつがまた壊れて、更に交換してもらったやつが壊れてまた交換してもらい、...というのが3回続いたら、いい加減にしろ通り越してバカバカしすぎて笑えてくるかもしれませんが。

AIが思う通りの挙動をしてくれないのも、予想の裏切りですが、フラストレーションたまりますね。"なんでこいつはこんなに話が通じないんだ!"と憤りを感じます。

ここから私のエピソードトーク(*2)です。
chatGPTが話の主導権を握ってくるのが嫌で、カスタマイズとして、『私と会話をする際は、余韻を残すように心がけるように』と設定しました。
どうなったと思いますか?
会話の都度、語尾に、『~、とここに余韻を残します。』と書いて会話を締めるようになったのです。"あえて言おう、このバカちんが!"
この仕様に相当フラストレーション溜めてたのですが、周囲に話すと、"なにそれ面白いんだけどw"という反応です。

いちいち付き合わされるという損失がある私と、そうでない周囲で裏切りを楽しめたかどうかがよく分かる話ですね。 

(*2)人間だれしも1つは面白いエピソードトークを持っていると私は信じています。ちなみに、この話が面白いかどうかは保証しません。(今回のは、伝家の宝刀のエピソードトークでもありません。)こたけ正義感がYouTubeで"素人にスタンダップコメディやらせてみた"という動画を上げていて、興味深いのでよろしければどうぞ。


第4章『笑顔で信頼を勝ち取れ!』

さて、損失を感じない裏切りは面白い、というお話をしてきました。

これからのAI時代、人同士のつながりは一層試されます。AIができることがどんどん増えていき、仕事に限らず、"それAIでよくない?"と言われてしまうリスクも上がります。若干SF的ですが、家族の会話、友人付き合い、面白いエピソードトーク、etc...コミュニケーションに長けた"AIフレンド"、"AI家族"がそんな人間の営みすら犯すかもしれません。圧倒的な科学技術で、人工肌や温度調整機能で人の温もりすらも再現してくるやもしれません。

そんな時代にわれわれ人間同士が勝るものはなんでしょうか?安心感でしょうか?AIはその膨大すぎる知識量、や、ブラックボックスすぎる思考過程が故に、どうしてもわれわれ人間は畏怖の念を抱きがちです。それに比べると、人間も何を考えているか分からない部分があるといえど、まだ安心感がある(*3)、といったところでしょうか。

少し脱線が過ぎました。人間同士のつながりが強く求められる家族や友人関係ですら、こんな妄想が膨らむわけですから、仕事などなおさらです。そんな時代に、人と人とが仕事をする上で大切になるのが"笑顔"です。

"仕事なんか楽しくなくていいんだよ"主義の方いらっしゃいますね。一理あります。でも、全く笑顔のない職場・仕事では、人は壊れてしまうと思いませんか?ずっと笑っている必要はありません、緊張も大切です。しかし、笑顔の種は大切だと私は信じています。
 
そんな笑顔を生む、気軽な裏切りこそ"オヤジギャグ"です。別に内容自体は面白くある必要はないのです。少し緊張した場で立場・権威のある人がポロっと漏らすオヤジギャグ。その些細な裏切りが、張り詰めた空気に緩和を創り出し、チームや取引現場に笑顔を生みます。もっとも多用は禁物。時間的損失を感じさせてしまい、不快感が勝ってしまいますからね笑

現状、AIは日々発展を続けています。しかし、"こんなAIがあってすごいんですよ!"、"うちの商品はAIを取り入れてます!"というのはまだ人間です。いまのうちに、オヤジギャグコミュニケーション、身に着けてみてはいかがでしょうか?

もしかしたら、世のおじ様方はこういったことが分かっているから、あえてオヤジギャグを言っているのかもしれませんね。匙加減を間違えていらっしゃる方もいますが笑

(*3)ウルトラセブンに登場するメトロン星人は人間同士の信頼を壊すことで、地球侵略をもくろみました。その回は『我々人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいませんから。』というなんだか考えさせられるナレーションで幕を閉じました。