このところ生成AIの大流に押された格好の伝統的な画像認識系深層学習モデルのビジネス活用セミナー。ワークショップのため少数精鋭企画。今回はオブザーバでご招待いただきました。

CDLE大阪としては、連携する松尾研スタートアップDeepcraft阿部さんと、CDLE大阪メンバーの筋金入り研究者創業KNiT壺内さんが講師としてご活躍いただきました。
大阪は若い企業、フレッシュなパワーを応援し、活躍の場を開拓と提供をしていきます。


〈セミナー内容〉

1.    事例紹介講演①    14:00-14:30
「深層学習で未来を創る    :    クロステックによる課題解決とビジネス変革」
【講師】阿部 武 氏(株式会社Deepcraft    代表取締役)
【概要】深層学習は、AI分野において数々の革新をもたらし、業界の枠を超えて新しい価値を生み出しています。本講演では、深層学習の最新技術を用いて、どのように様々な業界が課題を解決し、新たなビジネスチャンスを創出しているかを紹介します。製造業や物流業界における具体的な事例を通じて、技術の実用化プロセスを学び、テクノロジーとビジネスの融合によってどのように社会課題が解決されるかを探ります。

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2.     事例紹介講演②    14:30-15:00
「Deep Learningを用いた研究者向けAI画像解析サービスの開発と事業化」
【講師】窪内 将隆 氏(株式会社KNiT    代表取締役)
【概要】画像データは製造業を行う上で重要な情報である一方、熟練者の判断で画像の良し悪しを判断していることが多く、数値化することは難しかった。また現在主流の「異常検知」や「物体検出」では画像を数値化することができなかった。そこで「セグメンテーション」で画像内の対象物を自動かつ高速で数値化することにより、人が行っていた画像解析作業を90%以上削減するサービスを開発した。さらに数値化された画像データと製造工程データに用いることで、機械学習による高速/高精度なプロセス最適化を提案するサービスも展開予定であり、事業化まで至った経緯をお話する。

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3.    ワークショップ    15:20-17:20
【ファシリテーター】大西 森 氏(大阪産業局    経営相談室スタッフコンサルタント    中小企業診断士)
ディープラーニングの可能性を知り、ディスカッション&ワークショップでビジネス案をまとめる!

人工知能の中核を担うディープラーニング技術は、生成AIのベースとなる技術であり、日々進化を続けています。様々な産業や分野に応用可能で、従来の手法では解決が困難だった複雑な問題に対して革新的なソリューションを提供することが可能となります。
そこでTEQSでは、その最新動向を知り、最前線で活躍するスタートアップをお招きし、サービス開発から事業化までのノウハウを赤裸々にお伝えするセミナー&ワークショップを開催します。
当日は、具体的な成功事例を通じて、ディープラーニングがいかにビジネスとしての可能性を秘めているかを学び、皆さまのアイデア膨らませていきます。
そして、参加者自身の業界や企業が抱える課題に対して、ディープラーニングをどのように適用できるかを検討し、ディスカッションを交えたワークショップで、実現可能なビジネス案を作成します。

ディープラーニングは我々の身近なところで幅広く活用されており、ビジネスでどう応用できるかを知ることは、新たな市場を形成し、これからのビジネスチャンスを広げていくことに繋がります。

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今後も引き続き参加者のフォローアップなど、産業活用推進のために事業支援のお手伝いに尽力してまいります。