Geminiの新しいモデルGemini 2.5 Flash Image Generation (Nano Banana)では一貫性を保ったままいろんな編集ができるので試してみました。
Google AI Studioで無料で利用できます。モデルをNano Bananaに変更すればOK。
https://aistudio.google.com/
写真とキャラクターの画像を用意する
今回は自分で撮影した名古屋港の「アットナゴヤモニュメント ガーデンふ頭」の写真と、以前Geminiで作ったキャラクターの画像を用意しました。
ちなみに後ろに見えているのは「南極観測船ふじ」、その後ろに「名古屋ポートビル」、右奥は「ぽーとぶりっじ」です。
撮影場所はここ↓ 近くに名古屋港水族館やシートレインランド(遊園地)もあります。
写真にキャラクターを合成
2つを同時に入れて、英語で重ねてもらうように指示。(今のところ日本語プロンプトだと画像が生成されないことが多いので、英語プロンプトがおすすめです)
プロンプト:An anime-style image of a character overlaid onto a background of Nagoya. The character is standing in front of a "NAGOYA" sign, making a V-sign with their right hand, and looking directly at the viewer. Bright daylight.(名古屋の背景にキャラクターを重ねたアニメ風の画像。キャラクターは「NAGOYA」の看板の前に立ち、右手でVサインを作り、視聴者をまっすぐ見つめている。明るい日光の下で撮影。)
まぁ、これは普通に合成しただけですね。(とはいえ、キャラクターの元画像に帯は一部しか入っていなかったので、それ以外は推測で描いてくれてます)
Vサインは守ってくれなかったので、追加で指示を出します。
プロンプト:making a V-sign with her left hand
※Geminiの場合「右左」は画像における方向です。キャラクターの右手でVサインを作りたいときは「左」と指示すると正解です。
できました。
Geminiの場合、一度に複数の指示を出すと無視されることが多いので、地道に1個ずつ指示していったほうがよさそうです。
ポーズを変更
ポーズを変更してみましょう。
プロンプト:An anime-style image of a character overlaid onto a background of Nagoya. The character is crouching near a "NAGOYA" sign and looking directly at the viewer. Bright daylight.(名古屋の背景にキャラクターを重ねたアニメ風の画像。キャラクターは「NAGOYA」の看板の近くにしゃがみ込み、視聴者をまっすぐ見つめている。明るい日光の下で撮影。)
これも難なく対応。着物の裾の感じがうまくできているのは凄いです。しかもちゃんと影までついてます。
さらにポーズを変更。
プロンプト:anime-style image of a character overlaid onto a background of Nagoya. The character is standing in front of the blue "Y" in the "NAGOYA" sign, striking a pose by raising both hands diagonally upwards to form the letter "Y". The character is looking directly at the viewer. Bright daylight.(名古屋の背景にキャラクターを重ねたアニメ調の画像。キャラクターは「NAGOYA」の青い「Y」の文字の前に立ち、両手を斜め上に上げて「Y」の字を描いてポーズをとっています。キャラクターは視聴者をまっすぐ見つめています。明るい日光の下で撮影。)
なんと着物の袖も違和感なく表現できてます。影もちゃんと変化してます。この対応力は驚きですね。髪型は若干変わってますが許容範囲でしょう。
よく見ると1枚目のほうは少し引き気味にして空を書き足してます。あまりに自然すぎて気づきませんでした。Gemini恐るべし。
ただ立ち位置を変更するのは何回かリトライしたのですが難しかったです。
細かい編集はCanvaでやった方がよさそうです。
観光案内画像は簡単に作れる時代に
写真にキャラクターを合成させてポーズを変更するのは簡単にできちゃいますね。写真のほうはほぼ実写そのままなので変なAIっぽさが出ないのも良いです。簡単な観光案内画像であればこれで十分かもしれません。
今回試していませんが、おそらく実写風の人物画像でも行けると思います。もしよければ試してみてください。









