共通テスト(旧センター試験)を
GPT-4が解いた話、GPT-4の能力の高さと
文学の意味は取れないことが判明しましたね


GPT-4が出た5日後に、成田悠輔さんが
これから学ぶなら文学、とおっしゃいましたが
やはり意味を感じる能力は人間ならではですね


話をテストにもどしましょう

漢文の'書き下し文にせよ'も、間違いましたが
漢文から現代文に、直で翻訳する能力が
高い人には、正解する必要のない問題でしょう

(書き下さなくても、直で漢文から
    現代日本語にできれば良いので)

書き下し文は、漢文慣れしてない人が、
現代日本語にするときのAPI的な役割を
果たしていますが、GPTにはできていません

(漢文や古文は、学習データが
    豊富じゃないのも理由かもしれませんが)

結論、これからの人間に必要な能力は、
いろんなタイプやレベルの人の
意味の通訳になる力だと、感じました

(何と何、何と誰、誰と誰かは
    人や分野によると思いますが)


野中郁次郎さんの言葉を借りれば
「知識とは、人が関係性の中で主体的に
作る意味」なので会話には人が必須でしょう

    組織による知識創造論で有名な
    野中さんの書籍📖『野性の経営
    極限のリーダーシップが未来を変える』
 

たとえば、社長と一緒に長いこと過ごし
社員に対する社長の短い言葉から想いを
翻訳できると、管理職の価値は高まるでしょう

「この言葉を新入社員にもわかりやすく
300文字以内にまとめて」と入力しても
社長も社員も多様なので、難しいでしょう

逆にZ世代の多様な社員の意見をまとめて
上にわかりやすいように報告できる人も
とても価値が高い人として貴重になるでしょう

神官や禅宗の僧のように、
大自然と人の通訳になれる人の仕事も
人が自然の中で生きる限りのこると思います

まあ、とりあえず、思っていたより
仕事をおびやかす範囲が狭くて、安心しました
ということが言いたかったのでした

太字部分の結論ができる方は心配せず進み、
まだできない方は好きな分野で
取り組まれてみてはいかがでしょうか