大阪×教育×AI。
大阪・兵庫の教育現場について、安松先生、林先生が連携されてのイベントに参戦。

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林先生から神戸大学附属中等教育学校、増田先生には大阪教育大学附属高校での、一部への専門教育ではなく、一般生徒向けの教養としての数理統計、機械学習教育の実践例をご披露いただきました。

安松先生からはオープニングリマークスと、大阪教育大学での先生の講義では生成AIが学生と共にエージェントとして活用されている実際をご教示いただきました。
プロンプトエンジニアリングの本質は対人対話能力に宿り、技術論ではなく、コミュ力、というご示唆。現状、多くの場面で検索的使用、思考法に基づく利用がほとんどなので、安松先生の講義ではそこにハマると点数は全く取れない構成にされている意図が興味深い。

これは単に学生向けの実例にとどまらず、一般社会、ビジネスシーンでも同様、身につまされる思いで、拝聴。特に近年の対人関係においては老若男女問わずコミュニケーションスキルの低下と、一方でパラドキシカルにその過信と誤認が、皮肉なことに生成AIによって露にされている状態である様にも感じられた。

✔︎ 対面コミュニケーションとオンラインテキストコミュニケーションは「異なる」スキル
✔︎ テキスト言語コミュニケーションスキル不足(口頭と同様にしては、上手くいかない)
✔︎ 検索してしまう、CoTどまりになっていない、対話(ToT)スキルの理解・習得不足

▪️ChatGPTをそのまま利用するには考慮が必要
▪️中高生の「テキスト対話力」に適した機能制限・専用アプリ化が重要

近く、別のイベントもご予定されており、継続して実践的な活用動向を学ばせていただきたい。

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イベント概要:
『非専門家向け教育としての AI・データサイエンス    中学・高校・大学での授業実践例の紹介』

ノーコード・ノンプログラミングの無料ツールの普及は目覚ましく、非エンジニア・非統計専門家でもAI技術を簡易 に利用できる時代、文系学生も含めた一般教養としてのAI・データサイエンス教育が求めれますが、それは専門教育 の簡易版・入門編をすればよいわけでは必ずしもありません。
歴史を振り返えれば、様々な技術の発達に伴い、私 たち人間に重要となる能力は変遷してきました。それでは、これからのAI時代に求められるリテラシーとはどのよう なものになるのでしょうか。
AI・統計専門家向け教育ではなく、中・高普通科や一般教養・普通科教育でのAI・データサイエンス教育について、大学・中高生向けの授業実践例を紹介します。
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