こんにちは!
1級FP技能士のアシまるくんです!
第1章『YouTubeを見て未来を思う』
皆様、YouTubeご覧になってますか?
流行語大賞に"オールドメディア"なる言葉がノミネートされて、YouTubeなどの動画インフラこそ現代の主たるメディアだ、と言わんばかりです。そんなご時世ですので、YouTubeを見るのが生活に溶け込んでいる方も多いのではないでしょうか?
私も例外なくそんな一人です。YouTubePremiumとっても快適です。
私は"教育格差"という言葉に比較的関心があります。最近見た動画で、"教育格差"を考える上で気になった動画が2つあったので、この場をお借りしてご紹介と僭越ながら私見を少々述べたいかな、と思った次第です。
1つ目は、刈谷高校の中高一貫校化のニュースです。
2つ目は、人気番組"探偵ナイトスクープ"の"AIに頼りきりの娘を何とかして!"です。
まず、1つ目。
刈谷高校といえば、愛知の名門県立高校です。そんな刈谷高校が付属中学を設立したそうです。特色は"探求学習"、身近なことや興味・関心のあることを課題設定し、失敗を恐れずにチャレンジし、よりよい社会を実現する力を養うことを目的とするようです。
もちろん、県立付属なので、入学料や授業料は公立中学同様、無償みたいです。こういった取り組みが行政主導で行われることは、経済資本による教育格差(*1)を解消する方向へ社会が進むと思うので、個人的には諸手を挙げて喜びたいところです。ただ、入学倍率はすさまじく、初年度で10倍以上。来年度以降はさらにここから大きくなる見込みの様子。
今後、更に愛知県下で5校が同様の試みを行う予定であると、ニュース内でありましたので、期待大ですね。
そして、2つ目。
娘がAIを使って書いた人権標語が入賞してしまった。人権標語くらい、自分の思いを書いてほしい、という切なる願いを持つお父さんからのご依頼です。
人権標語に入賞した子供5人に実際に意見を聞いてみる、というなかなか興味深い回でした。AIを使うのがいいとか悪いとか、はあまりにもケースバイケースなので、ここでは述べません。私がただ一つ、この回を見て伝えたいのは、『AIはあまりにも強力すぎるツールなので、そのデメリットについては大人が責任をもって子供に伝えた方がいい。しかし、そのためには、大人がまだAIのことをあまりよく分かっていない。』ということです。
多少なりとも、AIのことを学んだ身として、自分はそれを伝える責任のある大人の一人だなぁ、と思いました。
(*1)私自身、格差には"努力の結果生じるもの"も含まれると思うので、必ずしも否定的ではありません。一方で、初めに配られるカードはなるべくバランスよくなるようにした方がすべてのプレーヤーの意思が世の中に反映されやすいとも思うので、教育格差に関しては、少ないに越したことはない、というスタンスです。
第2章『スマホネイティブを超えて行け』
さて最近、お世話になっている先輩がこんなようなことを仰ってました、『最近の若い社員は優秀なだけじゃなくて、人格者が多くて、人間的にもしっかりしている』と。
古より伝わる"最近の若いモンは~"と真逆のご発言なので、それを言える先輩も相当の人格者やな、と思ったのですが、このことから考えることがありました。
最近の20代前半ってもう21世紀生まれなんですよね、それすなわち10代をスマホとともに過ごした"スマホネイティブ世代"とも呼べる方々です。
言うまでもなく、スマートフォンというのは強力すぎるツールが故、我々の生活を大きく変えました。メリットもデメリットも大きすぎるが故、見方を変えれば、できる者とそうなれなかった者の格差を一層広げた大戦犯とも言えます。
おそらく先輩の職場に配属された新入社員たちは、スマホを使いこなし、自らの能力を真摯に磨き続けた方々でしょう。強大なツールに甘えず、自らを律した世代は、上の世代の想像をはるかに超える優秀な人財になったのだと思います。
AIはスマホ以上に強大なツールです。AIを適切に使って育った"AIネイティブ世代"は今の優秀な若者たちの想像すら超えるさらに優秀な人財になる可能性を秘めています。
教え導くとまで行くと、やや尊大すぎる気がしますが、まだ見ぬ彼らが道を間違えず、輝かしい人財になれるように、私も街のすみっコでできることを粛々と取り組みたいな、と思った次第です。

